今年も凄い馬が現れました。先週の阪神ジュベナイルフィリーズに出走しないで、この朝日杯にぶつけてきた牝馬が出てきたのです。グランアレグリアです。鞍上はルメール。しかも牝馬なので-1kgの斤量アドバンテージあり。なかなかおもしろいです。
しかし、近年で牝馬で朝日杯を勝った馬がほとんどいなくて、もし勝つと38年ぶりだとか・・。
そういったデータもふまえながら、2018年の朝日杯フューチュリティステークスの予想を前走の映像と、過去データから分析してみます。
この記事の目次
朝日杯フューチュリティステークスの過去10年のデータから分析
過去10年のデータをまとめると以下のとおり。
- 1番人気の連対率60%
- 1番人気が3着以内の確率70%
- 2番人気の連対率30%
- 前走、京王杯2歳Sで3着以内の馬の連対率:80%
- 栗東の馬の連対率:8%
- 前走、重賞勝ちの連対率:35%
- 前走、500万クラスの連対率:14%
- 牝馬の連対率:0%
難しいレースですが、1番人気の連対率は極めて高いです。また、前走、京王杯で上位の馬は、毎年馬券に絡んでます。
まだ2歳なので、輸送の影響はかなり大きいようです。普段なら、西高東低になるはずの勢力図も、美浦所属の馬の方が走っています。
データで見れば、牝馬の連対率は0ですが、ほとんど全てが阪神ジュベナイルフィリーズを走ってます。そのため、出走していない=0%という感じです。
追加データ
こちらのYahooニュースに書いてるように、牝馬で朝日杯に勝つと、38年ぶりの快挙だそうです。
矢野テックの2018年朝日杯フューチュリティステークスの予想印
データなどを含めると、僕の予想は以下のとおり。
〇ファンタジスト
▲アドマイヤマーズ
△ケイデンスコール
×マイネルサーパス
この予想印の理由は、過去データと、以下に挙げる前走の映像からです。
2018年朝日杯フューチュリティステークス有力馬前走のレース動画分析
有力馬の前走の動画からの分析と、1週前の追切りの情報をまとめてみます。
グランアレグリア
前走、G3のサウジアラビアRC1着。
好位置から見事に差し切りました。
この馬は、デビュー戦からすべて牡馬混合のレースに出走しています。
馬体をみても、牡馬と見間違えるほどの完成度(現時点でね)。
上がりも33秒台の脚を使えますし、美浦所属なのも◎。
鞍上もルメールですし、期待できるかと思います。
ファンタジスト
前走、京王杯2歳Sで1着。
上がり33.2秒で2着のアウィルアウェイとハナ差。
武豊の騎乗が上手かったです。
京王杯で上位組では、この馬のみが出走なので、それが大きい。
気になるのが、マイル以上の距離をまだ走っていない点。
アドマイヤマーズ
前走、デイリー杯2歳Sで1着。
逃げ切った感じですが、今回のメンバーではどうでしょう。
しかし、上がり33秒台の脚をデビューから連発してるので、東京の長い直線でも威力を発揮しそうです(※まだ東京では走った事がない)。
気になるのは栗東所属なので、輸送です。
直前のパドックの状況なども考慮して判断した方がよいです。
ケイデンスコール
前走、新潟2歳S1着。
ロードカナロア産駒。
動画みて分かるように、競馬新聞のデータでみるよりも、実際に見るとつよい勝ち方です。
これだけ競っていて、最後はムチいれていませんからね。
栗東所属ですが、輸送も問題ないかと思います。
新潟までの輸送で大丈夫だったので、今回もいけると思います。
ただし、3ヶ月半近くレース間隔が開いているのが、そこだけがマイナス点。
マイネルサーパス
前走、500万クラス1着。
まだ、未勝利勝って、500万クラスを勝ったばかり。
500万クラスの馬でもデータで見れば、連対している(14%)ので、馬次第ってところでしょうかね。
この馬は、ラフィアン所属。知ってのとおり、2歳時に他の馬に比べて、めちゃくちゃ調教されているので、この時点での完成度は、他の馬と比べて高い。2000m以上が得意な気がしなくもないけど、3着狙いの馬券にもってこいかな。
2018年朝日杯フューチュリティステークスの水曜・木曜中間調教
ニュース記事より抜粋しました。
飛びぬけてよい数字出してたのは、以下の馬。
グランアレグリア
古馬オープンクラス相手に先着。ウッド、5ハロン67・9―38・4―12・9秒とのこと
ファンタジスト
2歳新馬と併せて、坂路4ハロン52・8―ラスト1ハロン12・1秒
ケイデンスコール
古馬500万クラス相手に先着。坂路併せ、4ハロン52・5―12・5秒
2018年朝日杯フューチュリティステークスの馬券
買い目について。
グランアレグリアが強いですね。斤量の有利性からみても、すごく可能性が高い。
ファンタジストもデータで見れば、この馬を外さないわけにはいきません。
この2頭を軸にして考えるのが基本になりそうです。