ダートも国際レースが増えてきたので、海外からの参戦が増えてきています。
2018年度チャンピオンズカップでは、アメリカからパヴェルが参戦してます。こういう場合、日本の成績とそのまま比べるのは難しいです。ヨーロッパの芝は芝の長さが長く、日本の芝とは全く違うのと同じように、
アメリカのダート、ドバイのダートは、それぞれ違います。
どういう点が違うのか、まとめてみます。
日本のダート
材質は「砂」
ダートレースを設立したとき当初はアメリカの馬場を参考にしてダートコースを作ったのですが、アメリカと日本では気候が違います。日本では、雨が多いため、アメリカのダートでは水はけが悪いので、砂のコースに置き換わったとのこと。
アメリカのダート
2種類あります。
材質は土
アメリカのダートは土です。
しかも、ふわふわの土ではなく、踏み固められているので固い。日本のように、砂が巻き上がることはない。
サンデーサイレンスなどアメリカ出身の種牡馬が、日本の”芝”で好走しているのも分かります。
日本のダートとは全く違うので、ダートのG1でアメリカから参戦している馬はほとんどが惨敗。
例外は、雨の時。馬場が固くなるので、そういうときはアメリカ参戦の馬は好走してます。
もう1つの材質は「オールウェザー」
英国で使われているのを参考にして開発された人工的な砂。馬場の状態が悪化しづらく、維持費も安いことから導入されたけど、水はけが悪くて近年はダート(土)に戻す競馬場が増えているとのこと。
ドバイのダート
材質は土
アメリカのダートを輸入して作られたけど、途中からオールウェザーが導入された。そして、近年、ダートに戻しているとのこと。
ドバイからの参戦の馬は全く記憶に無いのですが、アメリカのような土なので、日本のような砂適正はないかと。
まとめ
土とかオールウェザーとか、細かい話はどうでもよくて
ここで伝えたいのは、海外から参戦する馬は、日本のような深い砂での馬場ではなく、固められた土の上で走っているということです。
日本人がイメージするダートは砂だけど、違います。
海外のダートは土。
まったく、違う脚質が求められます。
成績だけをみて判断するのは危険です。